仕事を続けながら高齢者向け住宅に入居できる?施設探しの際の注意点も紹介!

公開日:2026/07/15  

仕事続ける

定年後も仕事を続けたいと考える方は少なくありません。しかし、食事や掃除などの負担を減らすため、高齢者向け住宅への入居を検討するケースも増えています。仕事と高齢者向け住宅での生活は両立できるのでしょうか。本記事では、仕事を続けながら入居できる施設の種類や特徴、施設選びで確認すべきポイントについてわかりやすく解説します。

仕事を続けながら入居できる高齢者向け住宅の種類

仕事を続けながら高齢者向け住宅へ入居することは可能です。ただし、施設によって入居条件やサービス内容が異なるため、自身の生活スタイルに合った住まいを選ぶことが重要です。

代表的な高齢者向け住宅には、「介護付有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」があります。

介護付有料老人ホーム

介護付有料老人ホームは、24時間365日介護スタッフが常駐し、食事や生活支援、介護サービスまで一体的に提供される施設です。

自立した方を受け入れている施設もありますが、自立者は生活支援費や自立サポート費が追加される場合があり、費用が高くなることがあります

一方で、介護が必要になっても住み続けられる施設が多く、将来の安心感が大きな魅力です。

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、食事や掃除、洗濯などの生活支援を受けながら、自立した生活を送りやすい施設です。介護が必要になった場合は外部の介護サービスを利用するため、必要な分だけ介護費用が発生します。

仕事を続けながら生活したい方にも利用しやすい一方で、介護度が高くなると住み続けられない施設もあります。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、高齢者向けの賃貸住宅に安否確認や生活相談サービスが付いた住まいです。居室にキッチンや浴室を備える施設も多く、一般的なマンションに近い感覚で暮らせます

仕事を続けたい方や外出の多い方に適していますが、重度の介護や医療的ケアが必要になった場合は退去が必要となるケースもあります。

元気なうちから施設を探すメリット

仕事を続けながら高齢者向け住宅への入居を考えている方は、介護が必要になる前から施設探しを始めることをおすすめします。身体が元気なうちであれば、自分で複数の施設を見学でき、設備や居室だけではなく、スタッフの対応や入居者の雰囲気まで確認できます。

パンフレットだけでは分からない生活環境を実際に体感できるため、入居後の暮らしを具体的にイメージしやすくなります。また、仕事を続ける場合は、通勤時間や交通アクセスも重要なポイントです。駅からの距離や公共交通機関の利便性、勤務先までの移動時間などを事前に確認することで、無理なく仕事と生活を両立できる環境を選べます。

さらに、元気なうちに準備しておけば、将来的に急な入院や介護が必要になった場合でもあわてずに対応できます。本人の意思で施設を選べるため、自分の希望を反映した住まいを選択できることも大きなメリットです。

単身者の場合はもちろん、家族がいる場合でも、今後の生活や介護について話し合う機会をもつことで、将来の不安を軽減できます。あわせて、体験入居を利用すれば実際の生活リズムや食事内容も確認でき、入居後のミスマッチを防ぎやすくなります。

仕事を続けながら入居する際の注意点

高齢者向け住宅は施設ごとに運営方針が異なるため、仕事を続けたい場合は事前に確認しておくべきポイントがあります。

入居条件

まず確認したいのが入居条件です。施設によっては要支援・要介護認定を受けた方のみを対象としている場合があり、自立している方は入居できないことがあります。年齢条件も60歳以上や65歳以上など施設によって異なるため、募集要項や重要事項説明書を必ず確認しましょう。

費用

自立している方は介護保険サービスを利用しない代わりに、自立サポート費や生活支援費などが別途必要になる施設があります。月額費用だけで判断せず、追加費用も含めた総額で比較することが大切です。

さらに、高齢者向け住宅への入居後は、介護サービス費や医療費の負担が増える可能性もあります。高額介護サービス費制度や高額療養費制度など、公的な支援制度を活用できる場合もあるため、利用条件についても事前に調べておくと安心です。

要介護状態になったときの対応

将来的に要介護状態になった場合の対応も重要な確認項目です。介護居室へ移動できるのか、外部サービスを利用しながら住み続けられるのか、それとも退去が必要になるのかは施設ごとに異なります。長く安心して暮らしたい場合は、介護が必要になった後の対応まで確認しておく必要があります。

生活リズムとの相性

仕事を続ける方は生活リズムとの相性も確認しましょう。門限や外出・外泊のルール、食事時間の変更が可能かどうかなど、日常生活に関わるルールは施設ごとに異なります。勤務時間に合わせた生活リズムを維持できるかを事前に確認することで、入居後のストレスを減らせます。

まとめ

仕事を続けながら高齢者向け住宅へ入居することは十分可能ですが、施設によって入居条件や費用、将来介護が必要になった際の対応は大きく異なります。現在の暮らしや働き方だけではなく、数年後・十数年後の生活まで見据えて施設を選ぶことが大切です。見学や体験入居を活用し、アクセスや生活ルール、介護体制などを比較したうえで、自分らしい生活を長く続けられる高齢者向け住宅を選びましょう。将来的に判断能力が低下した場合に備え、任意後見契約や財産管理契約などを検討しておくことも、単身で生活する方にとっては重要な準備のひとつといえます。

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