デイサービス併設の高齢者向け住宅もある!メリットとデメリットは?

公開日:2023/07/15

高齢者

高齢になると周りの方がデイサービスに通い始める人が増え、高齢者住宅で暮らしていてもデイサービスに通よえるのか気になるときがあるでしょう。自分が利用している高齢者向け住宅は併用可能なのか、気になるところです。今回はデイサービスのメリット・デメリット、また、魅力的な点や問題点について解説していきます。

デイサービスとは

デイサービスは日帰りの介護サービスです。老人ホームではないので、介護施設では宿泊しません。

お客さんのお家から通い、施設のスタッフが運転する送迎車に乗って行きます。そのため、少し遠い距離の方でも気兼ねなく利用できます。施設では食事や入浴、リハビリなどが受けられ、介護でお疲れのご家族の方にもメリットがあり、また、家族だけでは行き届かない足りないところまで対応してくれます。

デイサービスを使う方は、自立した方が多く、お家から施設まで車移動なので、寝たきりや高度な介護の方は、サービスを満足に受けられないため利用が困難です。介護する側もストレスがなく、介護される側も気を使わなくて済むので、一緒に住んでいる方の選択として、デイサービスは最良の活用になります。

高齢者向け住宅とデイサービスは併用可能

老人ホームで生活しながら、デイサービスを使いたいという方にいくつか紹介いたします。老人ホームとデイサービスが併用できるかは、施設によって違います。

住宅型有料老人ホーム

こちらは併用可能です。

自分で色んな管理ができる方が多い老人ホームで、バリアフリーがしっかりしており、自立した暮らしを送れるので、そのような自立した方がデイサービスや介護サービスを受けられます。

サービス付き高齢者向け住宅

こちらも利用可能です。

バリアフリーがしっかり整えられた賃貸住宅で、サービス付き高齢者向け住宅です。介護を受けられるところもありますが、原則、自立できる方向けなので、デイサービスを含む外部サービスを使えます。

介護付き有料老人ホーム

こちらは利用不可能です。

介護が必要な方用の老人ホームなので、食事から入浴、排せつなど生活支援までサービスを受けられます。そのため、デイサービスの内容と同じなので併用は不可能です。

グループホーム

こちらも利用は不可能です。

ほぼ認知症などの方が施設内で一緒の生活を送っています。そのため、デイサービスの内容が始めから入っているため、併用できません。

健康型有料老人ホーム

こちらも併用は不可能です。

食事ができるなど生活の対応は通常の老人ホームと同じですが、基本、健康で自立した方の施設です。そのため、介護を受けている方は使えないので併用は不可能です。

デイサービスを併設した高齢者向け住宅もある

老人ホームと併設しているところでは、スタッフ同士の連携が取りやすく、入居中の方の健康状態を伝えやすいので的確なケアができます。

また、併設していると車の移動がなく、行き来での負担もないのでスムーズに受けられます。また、天気が優れない日でも気軽にケアを受けられます。しかし、併設の場合は老人ホームとデイサービス、両方とも使うことを求められます。入居中にデイサービスを使う予定がなくなっても、途中で契約を打ち切れません。

魅力やメリット

バリアフリーなので暮らしやすく、介護がいらない元気な方でも入居できます。

有料老人ホームよりも初期費用が安く、ほかの介護施設よりも生活の自由さがあり、何より入居や退去時のハードルが低いのが嬉しいポイントです。また、政府の支援により施設数が増えて選択肢が豊富です。

とくに、ほかの施設より費用が高くならず、バリアフリーの空間なので、自由な暮らしができます。近年では、充実したサービスを整えている施設が増えたので、将来が不安な方でも安心して暮らせます。施設が多くなり始め、入居待ちもあまりないので、入居や退去のハードルが低いのが魅力的です。

問題点やデメリット

近年、認知症の方が増加しています。元気な方もいますが、認知症の方もいます。

また、サービスやケアが充分ではない施設があるので、認知症の方が満足していないのが現状です。そのため、詳細を把握して適切なところを選びましょう。さらに、認知症の方と元気な方が同じ空間で生活するので色んなトラブルが起きます。

解決のため、体制強化しているところも増えていますが、全ての施設ではありません。ちゃんとした施設に入るためにも、利用者や家族が施設に足を運び、実際の様子や雰囲気、ケアの質、スタッフの対応を直接見てましょう。

運営体制と介護度の乖離

基本的に、元気な方が対象ですが、入った時の元気な状態がいつまでも続きはしません。

入った後に介護が必要になっても、一般型の施設では十分な介護サービスができないところが多く、骨折などの事故に繋がることもあるので、現在、介護サービスの乏しさが問題点になっています。

賃貸住宅よりも費用がかかる

バリアフリーを整えているので、通常の賃貸住宅より居住費用がかかります。

月におよそ10万円~30万円なので綿密に資金計画を立てましょう。それでも、介護付き有料老人ホームやシニア分譲マンションよりも費用は低い方です。幅広く色んな施設と比べて最適な施設を選びましょう。

囲い込みが横行

近年、自社の介護サービスを頻繁に使わせる「囲い込み」が問題になっています。

住んでいる方に本来、必要ない介護サービスを受けさせ、不当に利益を得ることが問題視され、各自治体でも調査中ですが、全ての施設まで調査できていないのが現実です。

介護保険の自己負担額は要介護のランク次第で決まりますが、必要ない介護サービスを受けて、額を超えると全額が使う側の負担になります。安いのが魅力ですが、必要ないサービスで出費が増えると意味がありません。しっかり内容をチェックし、必要なサービスを受けているか、ある程度知識を身に付けておきましょう。

まとめ

本記事では、高齢者向け住宅でのデイサービスに役立つポイントについて解説しました。周りの方が段々とデイサービスに通い始める人が増えるとついつい気になってしまいます。自分が暮らしている高齢者住宅でも併用可能なのか、デイサービスのメリット・デメリット、魅力的な点や問題点を把握して、上手く使いこなしましょう。本記事がこれからデイサービスをお考えの方のお役に立てれば幸いです。

 

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