高齢者向け住宅での飲酒・喫煙は可能?ルールについて詳しく解説

公開日:2023/12/15

お酒

毎日お酒を飲んだりタバコを吸ったりしている人は、高齢者向け住宅でも飲酒や喫煙ができるのか気になるのではないでしょうか。飲酒も喫煙も毎日の習慣となっている人は、急に禁止されてもやめることは困難なものです。そこで今回は、高齢者向け住宅での飲酒・喫煙についてや、飲酒・喫煙する際のルールやマナーについて解説します。

高齢者向け住宅における飲酒

高齢者向け住宅で飲酒はできるのでしょうか。ここでは、高齢者向け住宅における飲酒について解説します。

自立した生活向けの施設であれば飲酒可能なケースが多い

自立した生活を送れる施設では、飲酒可能なケースが多いです。たとえば、「サービス付き高齢者向け住宅」や「住宅型有料老人ホーム」などは、自立した生活を送れる人を対象にし施設になっています。入居者の行動に制限がないため、晩酌用のアルコールを持ち込んでも問題ないようです。

入居した施設でお酒を楽しみたいという人は、施設を探す際の条件に「飲酒可能」を挙げておけば複数の施設が該当するでしょう。

要介護者向けの施設は飲酒不可が多い

要介護者向けの施設では、自立した生活を送れる施設よりもアルコールを持ち込める自由度が低く、飲酒不可にしている施設が多いです。

たとえば、認知症患者を対象にしたグループホームや特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などの介護施設では、アルコールの持ち込みついてルールがある場合がほとんどです。もし持ち込めたとしても、自宅のように自由に飲酒することは難しいでしょう。

高齢者向け住宅における喫煙

高齢者向け住宅で喫煙はできるのでしょうか。ここでは、高齢者向け住宅における喫煙について解説します。

喫煙できる施設もある

高齢者向け住宅のなかには、喫煙が認められている施設もあります。しかし、喫煙が認められている施設の数は非常に少ないです。理由として、喫煙は自身の健康を害するリスクが高まるだけでなく、ほかの入居者やスタッフの健康まで害する恐れがあるからです。

また、火の不始末が原因で家事になる可能性もあるので、禁煙としている施設が多いようです。喫煙可能な高齢者向け住宅を見つけることは難しいですが、どうしても入居後も喫煙したい場合は根気強く探しましょう。

共有スペースや居室では禁煙のケースが多い

喫煙可能な高齢者向け住宅に入居できたとしても、必ずしも自由に喫煙できるわけではありません。共有スペースや居室では禁煙にしている施設がほとんどです。喫煙できるスペースは施設によって異なりますが、指定されている喫煙スペースまで行って喫煙しなければなりません。

喫煙スペースまで行くのが面倒だと感じる場合は、居室でも喫煙できる施設を探す必要があります。しかし、居室で喫煙可能な施設は数が限られるため見つけることは困難でしょう。

高齢者向け住宅における飲酒・喫煙のルールとマナー

高齢者向け住宅で飲酒や喫煙をする際は、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。ここでは、高齢者向け住宅における飲酒・喫煙のルールとマナーについて解説します。

ほかの入居者に迷惑をかけない

アルコールを摂取することで気分が高ぶり、大声で騒ぐ行為は控えましょう。たとえ個室に入居していたとしても、隣の部屋や廊下に声が漏れてほかの入居者に迷惑をかける恐れがあります。また、酔っぱらって攻撃的になり、ほかの入居者とささいなことで口論となるケースもあるので、居室で飲酒する際はお酒の量は適量を守りましょう。

施設の指示に従う

高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ないため、少量の飲酒であっても酩酊状態となり、転倒などの問題を起こす傾向にあります。ほかにも、アルコールは限度を超えて摂取すると、認知症の発症リスクが高まります。そのため、施設側から飲酒を控えるように指示された場合は従うことが大切です。

また、飲酒してほかの入居者とトラブルになっても覚えていないというケースもあるので、指摘された場合は素直に従いましょう。

タバコの管理方法が決められている

居室で喫煙できたり、喫煙スペースに自由に行けたりする場合は入居者本人が管理している場合がほとんどです。しかし、喫煙時間が決まっている場合や、一人で喫煙スペースまで行くのが困難な人の場合は、喫煙する際のタバコは施設のスタッフが管理しています。

そのため、自由にタバコが吸えないからといって、自分で勝手にタバコを管理して居室などの喫煙スペース以外でタバコを吸ってはいけません。勝手な行為をしたことで、実際に退所を命じられたケースもあります。施設で快適な暮らしをするためにもルールをしっかり守りましょう。

まとめ

高齢者向け住宅での飲酒は、自立した生活を送れる施設では飲酒が認められていることが多いです。しかし、要介護者向けの施設では、アルコールを持ち込める自由度が低く、飲酒不可としている施設が多くあります。また、高齢者向け住宅での喫煙は、喫煙が認められている施設もありますが非常に少ないです。

もし、喫煙可能な施設に入居できたとしても、共有スペースや居室では禁煙にしている場合がほとんどです。高齢者向け住宅での飲酒・喫煙のルールやマナーは、ほかの入居者に迷惑をかけないこと、施設の指示に従うこと、タバコの管理方法が決められていることが挙げられます。

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