高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームは何が違う?異なる点を解説

公開日:2023/10/15

クエスチョン

高齢者向け住宅と住宅型老人ホームは、どちらも介護度が低いまたは自立して生活ができる人が入居する施設です。高齢となりこれからの生活に不安を抱えている人は、どちらかの施設に入居することを検討している人もいるでしょう。そこで今回は、高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームで異なる点や、双方のメリット・デメリットを解説します。

高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームの違い

高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームは、共通点が多いですがどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームの違いを解説します。

高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームとの違い

サ高住と略されるサービス付き高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームには、多くの共通点がありますが、異なる点も存在します。

サ高住と住宅型老人ホームの大きな違いとして挙げられる点は、「契約形態」です。サ高住は、賃貸物件を契約するような形で賃貸契約を結ぶのに対し、住宅型有料老人ホームは、居室や共用設備を利用する権利など、施設の利用権を購入して利用する形態になります。

高齢者向け住宅の特徴

高齢者向け住宅とは、基本的に日常生活において介護の必要がない高齢者を対象としているバリアフリー住宅のことです。身の回りのことは自身でこなしながら、施設内に駐在している有資格者相談員に生活相談サービスや安否確認などのサービスを受けられるという特徴があります。

民間企業がサービスの提供をしているので、サービス内容や毎月の費用は施設によって異なります。

住宅型有料老人ホームの特徴

住宅型有料老人ホームは、有料老人ホームと同じ分類となり、要介護者や要支援者、自立者が入居できる集団生活用の介護施設です。食事や掃除、買い物などの生活支援サービスが受けられるという特徴があります。そのほかにも、医療機関と提携しているので、緊急時の対応や健康面に関するサービスを受けることも可能です。

また、住宅型有料老人ホームは、積極的にレクリエーションや季節ごとのイベントなど、日常生活を豊かに彩る行事が開催されています。

高齢者向け住宅のメリット・デメリット

高齢者向け住宅にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは、高齢者向け住宅のメリット・デメリットについて解説します。

高齢者向け住宅のメリット

高齢者向け住宅の最大のメリットは、自由度が高いという点です。多くの介護施設では、決められた時間に食事をして、決められた時間に共同で運動するという生活スタイルになっています。しかし、高齢者向け住宅は、賃貸住宅に住んでいるのと同じような感覚で生活できるので、食事や運動、掃除など自身の好きな時間にできます。

また、施設ごとに食事提供サービスや緊急時対応サービスなどさまざまなサービスがあり、自身が必要とするサービスだけを選んで利用することも可能です。

高齢者向け住宅のデメリット

サ高住は入居者のことを考えて、生活相談サービスや安否確認サービスを導入したり、高齢者が生活しやすいような設計をしたりしているため、一般的な賃貸住宅よりも家賃が高いという傾向にある点がデメリットです。しかし、これは入居者が心置きなく生活するための必要経費ととらえることもできます。

そのほかのデメリットとして、サ高住は自立して生活できる人が入居できる施設であるため、介護度が上がって自力で生活できないレベルになると、介護サービスを提供している施設に転居しなければならないケースもあります。

住宅型有料老人ホームのメリット・デメリット

次に住宅型有料老人ホームのメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、住宅型有料老人ホームのメリット・デメリットを解説します。

住宅型有料老人ホームのメリット

住宅型有料老人ホームのメリットは、レクリエーションなどのイベントが盛んに行われていることです。趣味が特にない場合でも、さまざまなレクリエーションに参加することで入居者同士の交流が深まりますし、新しい趣味を作ることもできます。

また、サービス面に関しても、住宅型有料老人ホームでは介護サービスは提供していませんが、必要に応じて外部の介護サービスを自身で選んで契約し、自由に利用できるというメリットもあります。

住宅型有料老人ホームのデメリット

住宅型有料老人ホームでは、食事時間や入浴時間などのタイムスケジュールがある程度決められているため、自由度が低いことがデメリットです。決められた時間に全入居者が同じサービスを受けるため、常に集団生活をしなければならないため、場合によってはストレスを感じることもあるでしょう。

また、住宅型有料老人ホームは要介護度が上がると、提供できるサービスの範囲を超えるため、別の施設へ移転せざるを得なくなる点もデメリットといえます。

まとめ

高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームの大きな違いは「契約形態」です。高齢者向け住宅は賃貸物件と同じように賃貸契約を結びますが、住宅型有料老人ホームは居室や共用設備などを利用する権利を購入して利用する形態になります。

高齢者向け住宅のメリットは、自由度が高いという点です。賃貸住宅に住んでいるような感覚で自由に生活できます。デメリットは、高齢者が生活しやすい設計にしているため家賃が高い傾向にあるという点です。住宅型有料老人ホームのメリットは、レクリエーションなどのイベントが盛んに行われていることです。

デメリットは、食事時間や入浴時間などがあらかじめ決められているため、自由度が低いということです。

【札幌市】おすすめの高齢者向け住宅5選

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会社名中銀ライフケア札幌ネクサスコート光ハイツ・ヴェラスウィステリアグランウェルネス
特徴自由度が高く施設が充実している。コミュニケーションツールも豊富全施設365日24時間看護師が常勤。レクリエーションも行っている明るく開放的な空間で生活できる。サポートも徹底しており安心コンシェルジュが生活をサポートしてくれる。入居後も自由に暮らせる入居者の自由な暮らしを尊重!さまざまな共用施設がある
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