札幌市の住みやすさは?再開発も進む注目エリア

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札幌住みやすさ

札幌市は、北海道南西部の石狩平野西部に位置しており、道内の人口のうち、約4割が集中しています。JR札幌駅を中心として、繁華街やオフィスビルが集積しており、現在進行形で再開発が進められています。

そんな札幌市の住みやすさや再開発エリアについて、くわしく紹介します。

札幌市の特徴や住みやすさについて

札幌市の特徴や住みやすさについて紹介します。

札幌市の概要

札幌市は10区で構成されており、2024年2月現在、約196万人が暮らしています。全国の政令指定都市の中でも、横浜市・大阪市・名古屋市に次いで人口が多く、住みやすい街として人気があります。

中央区には、さっぽろ雪まつりやYOSAKOIソーラン祭りの会場として知られる「大通公園」や札幌随一の繁華街「すすきの」があります。また、北区には、美しいイチョウ並木が有名な「北海道大学」や「札幌競馬場」、東区には「サッポロビール博物館」など、お出かけスポットが充実しています。

札幌市は、都市機能が集結したコンパクトシティなので、生活の利便性が高い点が特徴的です。

札幌市の気候・自然環境

札幌市は日本海型気候なので、夏は爽やかな暑さで冬は積雪寒冷な気候です。都心部は、地下鉄さっぽろ駅からすすきの駅まで、南北1.7kmにわたって地下街や地下通路が通っているので、悪天候の日でも便利に移動できます。

全国的に見ても、台風や地震などの自然災害が少ない点も魅力的です。また、都市として整備されているうえに、豊かな自然が現存しています。

豊平川をはじめとして多数の河川が流れており、市域の約6割を森林が占めているので、自然環境の中で子育てしたいと考える方にピッタリの街です。

札幌市の交通事情

市内の中心部は、碁盤目状に整備されているので、街中でも迷うことなく移動しやすいという特徴があります。地下鉄・JR・バス・市電などの交通網が充実しており、都市自体がコンパクトなので、ラッシュ時の混雑も比較的少ないと言えます。

JR札幌駅には、函館本線、札沼線(学園都市線)、千歳線の3路線が乗り入れています。近接する札幌市営地下鉄さっぽろ駅には、南北線、東豊線が通っています。JR札幌駅周辺には、駅ビル「JRタワー」をはじめとして、「札幌エスタ」「パセオ」地下街「アピア」が連なっているので、買い物にも便利です。

また、北海道の空の玄関口として知られる新千歳空港までは、JR札幌駅から快速エアポートに乗って約38分で到着します。さらに、2030年には、北海道新幹線が開通予定なので、道内はもちろん、本州への移動も今後快適になると予想されます。

札幌市の子育て支援

札幌市各区には、多数の病院が点在しているので、子どもが急に体調を崩した時に利用できます。また、レジャー施設や公園、商業施設が充実しているので、休日のお出かけにも困ることはないでしょう。

札幌市内には、ミニ児童会館を合わせて児童館が約200か所もあり、小学校の数と同程度用意されています。市が運営する児童会館は全国的にも珍しく、子育て支援に力を入れている印象があります。

札幌市で進められている7つの再開発について

札幌市は、2030年のオリンピック・パラリンピック招致に向けて、健康・経済・社会・環境の4分野に注力した街づくりを推進しています。札幌市で進められている7つの再開発事業について、くわしく紹介します。

札幌駅交流拠点北5西1・西2チック市街地再開発

駐車場(レールパーク)のある北5西1街区と「札幌エスタ」のある北5西2街区のエリア一帯で再開発プロジェクトが進行中です。新しく建てられる施設は、北海道新幹線札幌駅と直結する予定であり、注目を集めています。

上層階には国際ホテルの誘致が計画されており、世界最大ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルと業務提携することが公表されています。さらに、中総会には宿泊主体型ホテルの開業が計画されており、2つの異なるホテルが一つの施設内にオープンする予定です。

また、地下1階から地上10階までは商業施設が入る予定となっており、北海道の魅力を発信する役割を担うことになるでしょう。地上1階には路線バスと都市間バスを中心としたバスターミナルが整備される予定なので、さらに交通の利便性が高まると予想されます。

最上階となる地上41階~43階には展望施設ができる予定です。JRタワーよりも高い場所となります。

北8西1地区再開発ビル

JR札幌駅北口から約200mに位置する区画には、高層ビルが2棟建設中です。共同住宅や飲食店、小売店舗、事務所、多目的ホール、駐車場のあるA棟は地上48階建てになる予定です。ホテルと店舗が入るB棟は、地上14階建てになると計画されています。

川沿いという特徴を活かした広場には、災害時の一時退避場所が用意されており、防災備蓄倉庫を設けて帰宅困難者の支援を行う予定となっています。ビルの建設と合わせて、札幌駅までの地下道が作られる予定なので、さらに生活の利便性が高まると考えられます。

札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発

JR札幌駅南口から車道を挟んだ向かい側は、ほとんどが駐車場や未利用地とされていましたが、2028年を目安に複合ビルの建設が予定されています。

二部構造のビルとなっており、高さ約200mの南側にはホテル・オフィス・商業施設が入り、地下に駐車場が作られる予定です。北側は約60mの低層であり、商業施設と地下駐車場のみの予定です。

多様化する働き方に対応したオフィス機能が備わる予定なので、ビジネスの新たな拠点となることでしょう。また、地下鉄さっぽろ駅に隣接する区画なので、同時に駅の改修工事も進められています。地下歩行空間も含めて、周辺の回遊性が高まることでしょう。

札幌総合卸センター跡地再開発

JR札幌駅北口から徒歩5分に位置する札幌総合卸センター跡地にて再開発事業が進められています。北6条東2丁目には、北側に地上26階地下2階建てのホテル、南側に大京・京阪電鉄不動産・ミサワホーム北海道の3社が共同となってマンション2棟の建設計画を立てています。

東3丁目には、「カレス記念病院」が建設予定となっています。中央区にある時計台記念病院と東区にある北光記念病院が移設統合し、全400床で全室個室の病院になる予定です。

さらに、東4丁目には「de AUNEさっぽろ」が建設されています。2020年1月から既に事業を開始しています。これらがすべて完成したら、住まいと医療が集結した住みやすいエリアになることでしょう。

札幌サンデパート再開発

狸小路3丁目のサンデパート跡地には、複合高層施設「moyuk SAPPORO(モユク サッポロ」が建設中です。モユクとはアイヌ語で狸を意味しており、狸小路商店街にちなんだネーミングとなっています。

4階から6階には、水族館が入る予定となっており、観光客や地元住民でにぎわう新施設となることでしょう。

大通東1丁目・2丁目再開発

大通東1丁目エリアには、複合型施設と緑化オープンスペースができる予定です。さらに、大通公園と連続した歩行者空間を整備する計画がありましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から現在は計画が止まっているようです。

大通東1丁目に隣接する大通2丁目には、株式会社ニトリホールディングスがメインとなってホテル・美術館・情報館・観光バス乗降場などが入った複合施設の建設を計画しています。敷地の南側は、大通公園や大通東1丁目と連続した緑地スペースとなる予定です。

札幌すすきの駅前複合再開発

札幌最大の歓楽街「すすきの」を代表する風景である「ススキノラフィラ」跡地には、地上18階地下2階の複合施設が建設中です。商業エリアには、イトーヨーカドーを画姫として、食物販やサービスなどの店舗が出店予定です。

さらに、5階~7階には、TOHOシネマズが運営する映画館が入る予定です。札幌市内は、これまで映画館の数が比較的少ない印象でしたが、この施設が開業することで、気軽に映画を楽しめるようになることでしょう。

まとめ

今回は、札幌市の住みやすさや再開発エリアについて紹介しました。札幌市は、横浜市、大阪市、名古屋市に次いで4番目に人口が多い政令指定都市です。

交通の便が充実しているので、市内外への移動が便利です。空の玄関口として知られる千歳空港まで快速に乗って約40分でアクセスできるので、県外への移動もスムーズです。

また、2030年を目途に、北海道新幹線が開通予定となっています。北海道新幹線の開業をきっかけとして、札幌駅周辺は再開発が進められているので、今後ますます活気づくことでしょう。本記事が参考になれば幸いです。

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