高齢者向け住宅には一般型と介護型がある!ふたつの違いを解説!

公開日:2022/08/15

日本では、65歳以上の人口が2015年には総人口の25パーセントを超え、2025年には30パーセントを超えるといわれています。札幌でも今後さらに増えていくでしょう。そんななか、家族が歳をとって住んでいる家での生活が不安になっている方や、今後の生活が心配な方も多いと思います。そこで高齢者向け住宅を紹介します。

一般型高齢者向け住宅の特徴

高齢者向け住宅を知っていますか?具体的にどんな種類があって、どんな特徴があるのか分からない方がほとんどではないでしょうか。高齢者向け住宅の特徴として、生活相談や安否確認のサービスを受けられます。外部の介護サービスを利用することもできます。一般型高齢者向け住宅と、介護型高齢者向け住宅に分けられていて、まずは一般型高齢者向け住宅について説明します。

運営元は民間事業主です。最近は住宅数も増えてきたことから、ほかの高齢者向け施設よりも、申し込みから入居までの待機期間が短い傾向です。一般型高齢者向け住宅は、独り身の高齢者や夫婦の高齢者で、炊事や洗濯など日常のことが自分でできて手助けの必要がほとんどない人に向いています

賃貸住宅であるため、いままでの生活に近く、食事の時間や入浴の時間はきまりがなく、自由度の高い生活を楽しめます。居室内はバリアフリーで段差のほとんどない床になっているほか、手すりが多くつけられていて、高齢者が安全に生活できるように考えられ作られているのです。

基本的に台所やトイレ、収納設備、洗面設備、浴室がありますが、廊下の幅や浴室などは、車いすや介護向けに広くされていないことがあります。将来、介護が必要になった後も住み続けたい場合は、入居前に設備確認をしておくことをおすすめします。

高齢者向け住宅では、日ごろの安否確認のほかに、生活の中で困ったことや介護のことなど、生活全般について相談できるサービスを受けられるのです。このサービスは医師や看護師、介護福祉士、介護支援専門員などの介護やケアのプロフェッショナルによって提供されます。ただし、夜の間は機械的な通報システムを使用するところが多いです。

住宅によってはオプションサービスとして、食事の提供や掃除、洗濯などの家事を援助してくれるところもあります。一般型でもし介護が必要な場合は、外部の訪問介護などの介護サービスを利用することになります。自分で介護事業所と手続きをしてサービスを受けることになるのです。

介護型高齢者向け住宅の特徴

続いて、介護型高齢者向け住宅です。賃貸住宅であり運営元は民間事業主。独り身の高齢者や夫婦の高齢者で、介護認定を受けている方と要支援や要介護認定を受けている親族が要件です。

日々の生活相談をしたり、安否確認のサービスが受けられたりするほかに、手助けの必要な状態にあわせて入居者が外部事業者を選び、必要な介護サービスを受けることもできます。車いすで移動しやすいように、廊下の幅が広くとられていたり、お部屋に工夫がされたりしているなど、車いすで介護が受けやすく考えられています。

基本として台所、トイレ、収納施設、洗面施設、浴室が設置されていますが、台所、収納設備、浴室、リビングは共用設備になっているところもあるのです。高齢者向け住宅によってはオプションサービスとして、食事の提供や、掃除、洗濯などの家事を援助してくれるところもあります。手助けの必要な状態や、心や体の状態により必要なサービスはさまざまです。入居前にしっかり確認することが必要です。

介護型高齢者向け住宅は、介護度の高い人はもちろん、認知症の人も入居できます。介護型高齢者向け住宅では、住宅施設内は日中、介護スタッフと看護師、夜間は介護スタッフから、生活支援や身体介護などを定額で受けられます。

高齢者向け住宅に向いている人・向いていない人

先ほどふれた内容からメリットとして、手助けが必要のない高齢者も入居できること、住宅の数が他施設より多く、部屋が空くのを待つことが少ないこと、他施設に比べて初期費用が安くすむことなどがあるのです。デメリットとしては、一般賃貸住宅より家賃が高いこと、介護度が重くなりできないことが増えたり認知症が進んだりすると住み続けることが難しいこと、夜間の見守り度合が弱いこと、認知症がある場合入居できないことがあることなどがあります。

一般型高齢者向き住宅だと、自立している人から要介護2くらいの介護度の方で定期的な見守りが必要な人でも、基本的に食事や入浴は一人でできる方はおすすめですが、食事やトイレ動作、入浴など日常生活で多くの時間で助けが必要な方や、認知症などで意思の疎通がむずかしい方、常に見守りが必要な方は、高齢者向け住宅よりもサービスをいろいろ受けられる施設を探すほうがよいかもしれません。

まとめ

各高齢者向け住宅にはいろいろな特徴があります。どのようなサービスが必要なのか、どのような生活を送ることができるのかを、パンフレットをいろいろ確認しながら比べて、分からないことはケアマネジャーに相談するとよいでしょう。

入居後、時間がたって介護度に変更があると費用が上がったり引っ越しが必要になったりすることがあることも、考えておく必要があります。なによりも、入居するご本人が楽しく安心して生活できることがとても大切です。

【札幌市】おすすめの高齢者向け住宅5選

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会社名中銀ライフケア札幌ネクサスコート光ハイツ・ヴェラスウィステリアグランウェルネス
特徴自由度が高く施設が充実している。コミュニケーションツールも豊富全施設365日24時間看護師が常勤。レクリエーションも行っている明るく開放的な空間で生活できる。サポートも徹底しており安心コンシェルジュが生活をサポートしてくれる。入居後も自由に暮らせる入居者の自由な暮らしを尊重!さまざまな共用施設がある
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