知っておきたい!高齢者向け住宅の費用相場はどれくらい?

公開日:2022/06/15


高齢者向け住宅の利用を考えるにあたって、施設の内容とともに気になるのが費用ではないでしょうか。使える資金に限りがあるという方も多いかもしれません。こちらでは、入居時にかかる費用と入居後にかかる費用をそれぞれ説明します。入居してから予想外の出費に困らないよう、しっかり理解しておきましょう。

高齢者向け住宅の支払い方法は2

月払い方式と前払い方式。高齢者向け住宅の支払い方法には、この2種類があります。入居を考えている施設がどちらの支払い方法をとっているのか、きちんと確認することが必要です。それでは、月払い方式と前払い方式、それぞれの特徴を見ていきましょう。

月払い方式

入居する際に入居一時金を支払い、入居後は賃料と施設利用料を月々支払う方式です。入居一時金とは、一定期間の賃料、利用料を前もって支払う頭金のようなもの。そのほとんどが入居後の賃料に割当てられます。そのため、入居一時金を多く支払えば、その分月々の支払いは軽減されるという仕組みです。なお、サービス付き高齢者向け住宅に関しては、一般の賃貸住宅と同じ賃貸契約となるため、入居一時金ではなく敷金という扱いになります。

前払い方式

生涯に渡って施設に居住することを前提に、賃料を一括して支払います。その期間は想定居住期間と呼ばれ、入居時の年齢、要介護度などをもとに換算されます。施設によって換算根拠が違うので必ず確認しておきましょう。入居後に賃料を支払う必要がないため、月々の支払いは抑えられます。一時金方式と呼ばれていましたが、現在では前払い方式と呼ばれるようになりました。

高齢者向け住宅に入居する際に必要となる費用とは?

施設の種類や支払い方法によって、入居する際に必要な費用は違ってきます。実際にどのような支払いが生じるのか、支払い方法ごとに詳しく見てみましょう。

月払い方式で入居する際に必要な初期費用

初期費用として入居一時金が必要となります。これは一定期間の賃料を前払いする頭金のようなものです。入居時の費用が高くなるイメージですが、入居後の賃料に割り当てられるため、月々の支払いを抑える役割もあります。最近では入居一時金0円という施設も見られるようになりました。その分月々の支払い額は多くなりますが、施設を利用する期間が短く、初期費用をおさえたい方はそういった施設を探してみるのもよいでしょう。

前払い方式で入居する際に必要な初期費用

想定居住期間の賃料を入居時に一括して支払います。一括での支払いとなるため初期費用が高額になりますが、月々の賃料の支払いは不要となります。また、想定居住期間を越えて居住する場合にも追加料金は発生しません。逆に期間を満たさず退去する場合は、一括で支払った料金の一部が返還されます。生涯に渡り長期間の居住が想像される方に向いている支払い方法といえます。

初期費用の相場は?

初期費用の相場には大きな幅があります。多くの場合が施設の賃料を元に算出されており、賃料は立地やサービスの内容によって大きく変わってくるからです。たとえば、介護付き有料老人ホームの初期費用は0〜数千万円、住宅型有料老人ホームでは数万〜数十万円というような幅があります。

サービス付き高齢者向け住宅の敷金に関しては賃料の2〜3か月分が相場といえますが、こちらも立地やサービスにより賃料がさまざまなので、敷金相場の幅も大きくなります。支払い方法の違いにおける差もありますが、必然的に都心部では賃料も高くなります。費用をおさえたい場合は可能な範囲でいくつかの地域の施設を比較してみるという方法もあるのではないでしょうか。

高齢者向け住宅に入居した後に必要となる費用とは?

一般的に賃料(前払い方式で支払済の場合は不要)、管理費、公益比、食費を毎月支払うことになります。それらに加えて、介護付き有料老人ホームでは介護サービス費が、サービス付き高齢者向け住宅では安否確認、生活相談サービス費が発生します。介護付き有料老人ホームでは施設スタッフが介護もおこなうこと、サービス付き高齢者向け住宅では安否確認、生活相談サービスが必須となることが理由です。ここまでは毎月定額の費用となります。

しかし、管理費に含まれている項目や食費の計算方法が施設ごとに違う場合もあるので、内容をしっかり確認しておきましょう。また、水道光熱費については、使った分だけ支払う場合と、管理費に含まれている場合があるので、こちらも確認が必要です。以上は施設に対して支払いが生じるものですが、それ以外にも外部事業者と契約した場合の介護費、医療費、日用品など、個人によって異なる出費項目もあります。

入居後に必要な費用の相場は?

月ごとの支払い金額の相場は、初期費用と同様に施設ごとに幅があります。介護付き有料老人ホームで20万円〜30万円、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅では10万円〜20万円であることが多いです。中には豪華な建物、手厚いサービスなどを備え、さらに高額となる施設もあります。そして、定額で月ごとに支払う費用とは別に、必要に応じて発生する費用もあります。医療費、薬代、通院の際の交通費、家事代行サービス費、日用品代などです。

こちらは通常、生活でも発生するものなので比較的予測しやすいものでしょう。しかし、施設への支払いの算出に目が行ってしまい忘れがちな項目でもあるので注意が必要です。漏れをなくすために普段から月々の必要経費を把握しておくとよいかもしれません。また、介護付き有料老人ホーム以外の施設では介護サービスを行っていないため、必要な場合は外部事業者との契約をします。入居時は自立生活をおくれていても、将来必要になる可能性もあるので、そちらの費用も忘れずに頭に入れておきましょう。

 

高齢者向け住宅に入居するにあたって必要となる料金を見てきました。入居施設を決定することは、将来のライフスタイルに大きな影響を与えます。施設やサービスが充実しているからといって、無理に予算以上の施設を選択してしまうと、後々の支払いに困ることにもなりかねません。料金に見合ったサービスを受けられ、安心して生活できる施設を選択することが大切です。そのために、前もって充分な下調べをするようにしましょう。

【札幌市】おすすめの高齢者向け住宅5選

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