高齢者向け住宅でレクリエーションは実施される?その必要性とは

公開日:2023/09/15  

高齢者

少子高齢化により、高齢者向け住宅に入居する高齢者は増加傾向にあります。しかし、住み慣れた自宅を離れて、高齢者向け住宅に入居することは不安があるでしょう。入居者同士で仲良く生活できるか心配にもなるはずです。そこで今回は、高齢者向け住宅でレクリエーションは実施されることや、レクリエーションが必要な理由などを解説します。

高齢者向け住宅でレクリエーションは行われない?

サービス付き高齢者向け住宅とは、「サ高住」と略して呼ばれることもある、バリアフリー対応の賃貸住宅です。あまり介護を必要としない人や自立している人が、何らかの理由により自宅で暮らすことが難しくなってきたときの選択肢のひとつとなっています。

サ高住は、安否確認や生活相談などさまざまなサービスを提供している施設です。しかし、サ高住にはレクリエーションを実施する義務がないため、多くのサ高住でレクリエーションが行われていません。しかしその一方で、一部の施設ではフラワーアレンジメントや手芸、カラオケ体操などのレクリエーションを活発に行っています。

レクリエーションは、入居者が孤独感を覚えず安心して暮らすために必要なイベントです。入居者同士でレクリエーションを通じて楽しい時間を共有することで、入居中の暮らしの満足度が高まります。ほかの入居者と積極的にコミュニケーションをとりたい人や、新しい趣味を見つけたい人は、レクリエーションに力を入れているサ高住を選びましょう。

高齢者施設でレクリエーションが必要とされている理由

高齢者施設では、なぜレクリエーションが必要とされているのでしょうか。ここでは、高齢者施設でレクリエーションが必要とされている理由を解説します。

脳の活性化

レクリエーションは、高齢者の脳を刺激して活性化させることに有効な手段です。脳が活性化することで、認知機能の維持や向上が期待でき認知症の予防に役立ちます。クイズやゲーム、パズルなどのレクリエーションを体験することによって、脳が活性化されます。

また、サ高住では入居者同士でコミュニケーションを図る機会が少ないです。そこで、レクリエーションを実施することによって、ほかの入居者との交流の場が生まれます。それにより脳が大きく刺激され、認知機能の低下を防ぎます。

身体機能の維持・向上

身体を動かすレクリエーションは、立ったり歩いたりすることによって身体機能の維持・向上に有効です。高齢者は、加齢にともなう身体機能の衰えや低下により、さまざまな健康面に関するリスクが生じます。そこで、レクリエーションを通じて身体機能の低下を防ぎ、健康的な身体づくりを目指します。

また、地域社会との関りがあまりない高齢者は、外出する機会を失い自宅にひきこもりがちになります。しかし、入居者同士でレクリエーションを行うことによって、楽しみながら身体機能の維持・向上を目指すことが可能です。

ほかの入居者とのコミュニケーション

サ高住は、基本的に入居者のペースで生活するため、ほかの入居者と交流する機会はあまり多くありません。毎日単調な生活を送るなかで、孤独感を覚える人もいます。そのため、レクリエーションはサ高住の生活を送るうえで、入居者同士がコミュケーションをとれるツールとしての重要な役割を担います。

入居者同士の良好な人間関係を構築することは、安心して生活するためには大切な要素です。レクリエーションによって、毎日の生活が楽しくて張りができ、安定した精神状態で暮らせます。

レクリエーションを重視した施設選びのポイント

レクリエーションを実施している高齢者入居施設は、サ高住だけではありません。サ高住以外でレクリエーションを実施している施設は以下の通りです。

介護老人保健施設

レクリエーションの内容は、脳トレやクイズ、手芸、園芸、音楽療法などで、入居者の介護度はそれぞれ異なるため、誰でも楽しめるように配慮されています。

特別養護老人ホーム

介護度が高い入居者でも楽しめるように、体操や歌唱、ぬりえなど難易度が低いものが多いです。

介護医療院

音楽鑑賞や季節ごとのイベントをメインに行い、入居者は医療ケアを必要としていることが多いので、身体を活発に動かすなどの難易度の高いレクリエーションは実施していません。

ケアハウス

体操や歌唱、ぬりえ、工作などレクリエーションの種類が豊富で、イベントやレクリエーションに力を入れている施設が多いです。

有料老人ホーム

カラオケ大会や軽いスポーツ、外出・外食など、ほかの施設と比較してレクリエーションが活発に行われています。健康目的ですが娯楽性も高いという特徴もあります。

まとめ

サービス付き高齢者向け住宅である「サ高住」では、レクリエーションを実施する義務がないため、多くのサ高住でレクリエーションは活発には行われていません。ただし、一部の施設では積極的に行っているところもあります。

ほかにも、レクリエーションを実施している高齢者入居施設は、サ高住以外にも介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、介護医療院、ケアハウス、有料老人ホームがあります。高齢者施設でレクリエーションが必要な理由は、脳の活性化をして認知機能の維持や向上を目指すことです。

そのほかにも、身体を動かすレクリエーションにより、身体機能の維持・向上を図ることや、ほかの入居者とのコミュニケーションをとるツールとしての役割があります。

【札幌市】おすすめの高齢者向け住宅5選

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会社名中銀ライフケア札幌ネクサスコート光ハイツ・ヴェラスウィステリアグランウェルネス
特徴自由度が高く施設が充実している。コミュニケーションツールも豊富全施設365日24時間看護師が常勤。レクリエーションも行っている明るく開放的な空間で生活できる。サポートも徹底しており安心コンシェルジュが生活をサポートしてくれる。入居後も自由に暮らせる入居者の自由な暮らしを尊重!さまざまな共用施設がある
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