介護度とは?高齢者向け住宅に入居するなら知っておきたい介護の基本       

公開日:2023/03/15  

超高齢化社会と呼ばれる日本では、介護の需要が年々高まっています。介護は突然やってくるので、わからないことだらけで戸惑う方も多いのではないでしょうか?介護サービスを受けるためには介護度の判定が必要不可欠です。この記事では、介護度の判定によって受けられる介護サービスについて紹介します。

そもそも介護度とは

介護度は要介護状態等区分とも言い、どの程度の介護が必要かを判定し、区分けしたものです。介護保険を利用してのサービスは、制限なく受けられるわけではありません。本人の状態によって受けられる介護サービスの量や支給額を客観的に判断するため、お住まいの自治体より判定を受けます。全国一律の基準であり、どの自治体に住んでいても同じ基準で判定されます。1~4年で更新する必要がありますが、本人の状態に変化があった場合は更新時期を待たずして見直せます。

介護度の区分

介護度は、要支援1、2要介護1〜5の7区分があり、どのくらいの介護を必要とするかによって分類されます。各段階には基準が設けられていますが、具体的にどのような状態が当てはまるのでしょうか。

■要支援

基本的には1人で生活できるが、部分的に見守りや支援が必要な方が該当します。

要支援1、2に分けられ要介護状態になることを予防する、介護予防サービスを利用できます。

・要支援1

食事・排泄・入浴などの日常生活動作を自分で行なえるものの、買い物・金銭管理・内服の管理などの手段的日常生活動作の一部に見守りや支援が必要な方が該当します。

・要支援2

要支援1の状態に加え、下肢筋力低下により歩行状態が不安定な方、歩行器が必要な方が該当します。日常生活動作の一部に、支援が必要な方も該当する場合があります。

要介護

日常生活を送ることが困難で、支援や介護が必要な方が該当します。運動能力に加え、認知力の低下も多く見られます。要介護1〜5の5段階に分けられ、介護サービスを利用できます。

・要介護1

手段的日常生活動作でどれかひとつ、毎日介助が必要な方が該当します。立ち上がりや歩行が不安定で、一部介助が必要になります。

・要介護2

日常生活動作や手段的日常生活動作の一部に毎日介助が必要な方が該当します。日常生活動作ができていても認知症の兆候があったり、生活する上でトラブルがあったりする方も該当します。

・要介護3

自立歩行が困難で、杖や歩行器、車いすが必要な方が該当します。身の回りの多くのことに介助が必要で、多くの場合認知症の症状も見られ生活に影響がある状態です。

・要介護4

移動には車いすが必要となり、常に介護が必要な方が該当します。全面的に介護が必要であるものの会話で意思疎通ができる状態です。認知機能の低下により問題行動が頻繁にみられます。

・要介護5

ほとんど寝たきりで、意思疎通を図るのが難しい方が該当します。自力で食事がとれず、身の回りの全てにおいて常に介護が必要になります。

サ高住は「自立~軽度の要介護」の人が入居可能

現段階では介護度が低くても、生活に何かしらの不安を抱えている方もいらっしゃるのではいでしょうか。そのような状況の高齢者が多く入居しているのがサ高住です。サ高住はサービス付き高齢者向け住宅の略称であり、自立~軽度の要介護の、比較的元気な高齢者の入居が可能です。バリアフリー構造の館内と、常駐スタッフから安否確認や生活相談など安心安全なサービスを受けられるのが特徴。基本的には自立可能な高齢者の入居施設なので、介護が必要な場合は訪問介護などの外部サービスと契約します。それでは、サ高住のメリットはどのようなものがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

自由度が高い

老人ホームに比べ制約が少なく、基本的に外出や外泊は自由です。安心したサービスを受けながらも、自宅に近い環境で生活できるのはうれしいところ。各居室はプライバシーがしっかり確保されており、ほかの入居者の目を気にせずに過ごせます。

同居が可能

長く連れ添った配偶者と、入居後も一緒に暮らしたいとお考えではないでしょうか。サ高住宅は、配偶者との同居が可能です。配偶者のほか、60歳以上の親族、要介護認定を受けている親族、同居させる必要があると知事が認める者も対象となります。

選択肢が広い

サ高住はさまざまな会社が運営しているため、選択肢が広いのも魅力です。安否確認・生活相談サービスに加えて、食事の提供、家事援助などのサービスをおこなっている施設もありますのでご自身の求める条件に合わせた施設を選びましょう。

入居条件が厳しくない

介護認定を受けていない高齢者や、自立した生活が送れる高齢者でも入居が可能です。現状介護は必要ないが将来的なことを考えて入居したいという方も検討しやすいでしょう。

まとめ

介護度の区分や サ高住の特徴を紹介してきました。お住いの自治体より介護度の判定を受けると、個々に合ったサービスを受けられます。比較的元気で自立した生活が送れる高齢者が入居できるのがサ高住、安心安全のサービスを受けながら自由度が高い生活ができる施設です。安心で快適な老後を送るため、施設を探す際に今回の記事をぜひ参考にしてください。

【札幌市】おすすめの高齢者向け住宅5選

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会社名中銀ライフケア札幌ネクサスコート光ハイツ・ヴェラスウィステリアグランウェルネス
特徴自由度が高く施設が充実している。コミュニケーションツールも豊富全施設365日24時間看護師が常勤。レクリエーションも行っている明るく開放的な空間で生活できる。サポートも徹底しており安心コンシェルジュが生活をサポートしてくれる。入居後も自由に暮らせる入居者の自由な暮らしを尊重!さまざまな共用施設がある
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